続きが気になる…!「ツァイガルニク効果」を使ったら、CVRが上がった話
この記事の目次
お疲れ様です!YTBです。
現在は主にマイナビ転職・マイナビスカウティングのコンテンツを担当しております。
以前、下記の投稿でサイトのCVR改善事例を共有させていただきました。
ユーザーの「選択肢」を減らしたら、CVRが上がった話 | マイナビマーケブログ
今回はその第二弾として、「あえて全部は見せない」というデザインの工夫でCVRが改善した事例があったので、その内容を共有できればと思います!
施策① 診断結果ページのCTAデザイン改善施策
施策概要
マイナビ転職「ジョブリシャス診断」のCVR改善を目的として、診断結果ページのCTA(会員登録を訴求するボタン部分)のデザイン改修を行いました。
▼改修要件

特に、上部のCTAボタンについては、会員登録に繋がる重要な導線になりますが、ユーザーが会員登録をしたくなるような動機付けが弱い点が課題でした。
会員登録をすることで続きが読める仕様になっているものの、表示されている内容だけで完結しているように見え、「続きは気になるけど、今すぐ押さなくてもいい」状態になってしまっている可能性があるのでは?と感じました。
そのため、今回の改修では、会員登録をすることのメリットをテキストで訴求するとともに、次の項目の冒頭だけをチラ見せすることで、 「え、ここから何が続くんだろう?」という状態を意図的につくれないか と考え、デザインを改修しました。
▼改修前

▼改修後

結果
| 期間 | CVR |
|---|---|
| 改修前 | 3.82% |
| 改修後 | 5.42% |
| 変化 | 1.60pt |
※計測期間:施策前2026/1/20~2026/02/12/施策後2026/02/13~2026/03/08
改修の結果、施策前後でCVRが1.6pt上昇し、セッションの増加以上にCV数が増加しました。
また、前年同期間と比較してもCVRは1.46pt上昇しており、自然検索流入数は前年比で減少しているものの、CVRの上昇によってCV数が前年を上回る状態になりました。
訴求テキストの追加やチラ見せデザインに変更したことで、「続きを見たい」という動機づけが、CTAクリックにつながった可能性が高いのではと考えています。
施策② モーダルバナーのデザインABテスト
施策概要
施策①の結果を受け、 チラ見せ表現そのものの違いによる影響も見てみたいと思い、 モーダルバナーでABテストを実施しました。

結果
| ver | CTR |
|---|---|
| パターンA(モザイクver) | 7.99% |
| パターンB(質問形式ver) | 7.50% |
結果としては、施策①で行ったようなモザイクverのほうが、CTRが高い形になりました。他の要素が関連している可能性もありますが、「視覚的に続きを隠す」表現のほうが、 より直感的に続きが気になる状態をつくれた可能性もあるのかなと感じています。
「続きが気になる」という心理
今回の施策を通して知ったのですが、施策①②のように、「続きが気になる」という気持ちになる心理現象は、「ツァイガルニク効果」というそうです。
ツァイガルニク効果とは、達成できた事柄より達成できていない事柄・中断している事柄を意識している状態。
参照:wikipedia
ドラマや漫画がいいところで終わってしまうと続きが気になってしまったり、作業が中途半端に中断するとなんか気持ち悪くて最後までやりたくなったり…
人は未完了なものほど気になってしまうようです。
ツァイガルニク効果は、使い方によってはユーザーのストレスを高めてしまう可能性もあるかと思いますが、適度な未完了感は次の行動を自然に促すことができるのかもしれません。
まとめ
今回は、 続きが気になる…という「ツァイガルニク効果」を使ってCVR・CTRが上がった事例を共有させていただきました。
派手な変更ではありませんが、ユーザーの心理を考えてデザインを工夫することで、成果につながることもあるのだなと感じています。
どこか一部分でも、 日々の改善のヒントになれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※本記事は2026年05月時点の情報です。