2025/02/12

マーケティング

デジコネ:「株式会社グロースX/顧客理解を深める重要トピック!「CEPs」を徹底解説」を開催しました!【7】

この記事の目次

    はじめに

    デジタルテクノロジー戦略本部とは

    2022年10月、事業部門ごとに点在していたITとデジタルマーケティングの担当部署を1つに統合する形で「デジタルテクノロジー戦略本部(以下、デジ戦)」が誕生しました。

    それまではドメインごとにサービスの開発・運用・マーケティングを行うという縦割りの構造で事業を展開していましたが、それだけでは予測不能と言われるこれからの時代に対応することは困難です。
    そこで、データやシステム、人材などアセットの最適化を図り、より大きなスケールでイノベーションを推し進めていく組織が作られました。

    デジコネとは

    デジコネとは、デジ戦に所属するメンバーの中で、

    「他のチームの人が何をしているのか分からない」
    「もっと他チームのマーケターと交流を図りたい…!」

    といった悩みを持った方や、組織自体への課題に対し、マーケター間で交流を図る機会の1つとして発足したプロジェクトです!
    詳しくはこちらの記事をご確認ください。

    内容:第7回開催内容に関して

    テーマ:「顧客理解を深める重要トピック!「CEPs」を徹底解説」
    登壇者:株式会社グロースX 執行役員 松本健太郎様  

    株式会社グロースX様は、社員のマーケティング力を伸ばすための法人向け人材育成サービス「グロースX」を提供しています。
    様々なジャンルで結果を出してきたトップマーケターのノウハウを凝縮し、デジタル人材の育成を支援。
    導入社数500社以上、ユーザー数20,000人以上の実績があり、学習ツール提供はもちろん、組織・社員の診断や学び合う組織づくりなど、人材育成に向けた包括的な支援をされています。

    今回は、下記5点の内容で講義を行っていただきました。

    講義風景

    ブランドマーケティングをする上での「認知」と「想起」の違いとは?

    混合されやすい「認知」と「想起」の違いについてご説明いただきました。

    認知:ユーザーがブランドを知っている状態
    想起:認知されていて、更に特定の場面で思い出される状態

    「想起」される場面を増やすことがユーザー獲得数増加のために重要となること、自社ブランドが想起される場面を知るために、「顧客理解」が必要となることを学びました。

    顧客理解で重要な「CEPs」とは?

    近年マーケティング領域でトレンドとなっている「CEPs」について分かりやすく解説いただきました。

    CEPs:「Category Entry Points」(カテゴリーエントリーポイント)​
    ブランド想起に関わる概念のこと

    CEPsが多いほど、様々な場面においてブランドが想起されやすくなり、サービスを利用いただける可能性が高まることを学びました。

    「CEPs」を見つける方法とは?

    5Wを要点としながら「文章完成法」を用いて定量調査をする、CEPsを見つける具体的な方法についてご説明いただきました。

    CEPsをマーケティング施策に落とし込む

    見つけたCEPsをどのように具体的な手法に落とし込むかを解説いただきました。
    CEPsに対して、自社サービスを利用することでユーザーにどのようなメリット・ベネフィットがあるか
    言語化するという考え方を学びました。
    講義では、グロースX様の成果改善事例をお見せいただき、すぐに実行できる具体的な施策のイメージを持つことができました!

    ワークショップ

    参加者は文章完成法のフォーマットを用いて、自社サービスのCEPsを見つけるワークショップを実施しました。
    その後、見つけたCEPsを現在の広告に落とし込めているか、LPやクリエイティブを見ながら確認しました。
    担当サービスを超えた意見交換をし、松本様にもフィードバックをいただいたことで、新たな視点を得ることができました。

    感想

    アンケートでは以下のような感想をいただきました!

    • 「認知と想起の考え方について理解することができました。 勉強不足でこの機会で初めて、カテゴリーエントリーポイントということを知ることができてよかったです。」
    • 「 セミナーを受ける前は恥ずかしながらCEPsという用語自体聞いたことがない状態でしたが、松本さんにかみ砕いてご説明いただいたおかげでイメージしやすく、すんなり理解することができました。LPO施策などに関わらせていただく機会が最近増えており、実務にも生かしやすい内容でとても勉強になりました!実施していただき、ありがとうございました。」

    感想にもある通り、CEPsという言葉自体を知らない参加者の方がほとんどでしたが、今回の講義を通してCEPsを理解でき、顧客理解への知見が深まったというご意見が多かったです。
    また、顧客理解を深める具体的な方法から施策へ落とし込む事例までを包括的に解説いただいたことで、すぐに実務に活かしやすいというお声も多くいただき、各メンバーが気づきを得られたようです。

    改めまして、今回ご登壇いただいた株式会社グロースX 松本様に心より感謝申し上げます。
    今後も皆様の業務に役立つよう、デジコネの開催を進めてまいります。

    過去回はこちらから!
    第6回「ノバセル株式会社/マイナビが競合に打ち勝つためのマーケターの心得とは?」【6】
    第5回「株式会社FaberCompany/LP大解剖!CVR改善!LPのPDCAの回し方【5】
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    第3回「ADKマーケティング・ソリューションズ/明日から認知マーケターになれる?TVCMプランニングのすべて【3】
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    第1回「Z世代の心を掴むマーケティングとは?」【1】
    新規PJ「デジコネ」が発足しました!【0】

    ※本記事は2025年02月時点の情報です。

    著者:マイナビマーケブログ編集部