2025/06/16

マーケティング

【デジコネ】第12回:「若者が『そそられる』トリガーとインサイトとは?差別化が難しい時代に、どうやって⼼を動かすか」開催しました!

この記事の目次

    デジタルテクノロジー戦略本部とは

    2022年10月、事業部門ごとに点在していたITとデジタルマーケティングの担当部署を1つに統合する形で『デジタルテクノロジー戦略本部(以下、デジ戦)』が誕生しました。
    それまではドメインごとにサービスの開発・運用・マーケティングを行うという縦割りの構造で事業を展開していましたが、それだけでは予測不能と言われるこれからの時代に対応することは困難です。そこで、データやシステム、人材などアセットの最適化を図り、より大きなスケールでイノベーションを推し進めていく組織が作られました。

    デジコネとは

    デジコネとは、デジ戦に所属するマーケティングメンバーの中で、
    「他のチームの人が何をしているのか分からない」
    「もっと他チームのマーケターと交流を図りたい・・・」
    といった悩みを持った方や、組織自体への課題に対し、マーケター間で交流を図る機会の1つとして発足したプロジェクトです!
    今回の第12回より、1期生から運営を引き継ぎ、新しく2期としての運営がスタートいたしました。

    デジコネについて、詳しくはこちらの記事をご確認ください!
    https://marketingblog.mynavi.jp/marketing/digital-technology-connection-0/

    開催内容に関して

    テーマ:「エモマーケティング~若者が『そそられる』トリガーとインサイトとは?差別化が難しい時代に、どうやって⼼を動かすか~」
    登壇者:僕と私と株式会社 今瀧 健登 様

    僕と私と株式会社は、Z世代に特化した企画・マーケティング会社です。
    今回はZ世代マーケティングをテーマに、Z世代の特徴・そそられるトリガーから直近の消費モデルに基づき、「エモ消費」を体感・表現できるワークショップを組み込んだセミナーを開催していただきました。

    エモマーケティング®

    SNSによるレビューの可視化・価値観の多様化・情報の飽和から、モノの機能やスペックでの差別化が困難になり、大量の情報に晒される中で、『感情』がもっとも反応しやすいファクターとなったことから、これからは『エモ』が自分にとっての購買理由となっていく、とのご説明をいただきました。

    ※「エモマーケティング®」は僕と私と株式会社が保有する商標です。

    また、多様性の時代 ことZ世代をターゲットとするのであれば、「100点」を取りにいく時代から「60点の共感」を狙っていくというお話もいただきました。

    さらに、Z世代インサイトのとらえ方を伝授いただきました。
    実際に若年層をターゲットとしているサービスや、これからZ世代の施策を考えようとしていた参加者の皆さんは、特にここに「うんうん」と頷きながらお聞きになっていました!
    (私も①ターゲット設定のとらえ方などは、最近担当するサービスの施策で向き合っているため、納得しながら拝聴しました。)

    グループワーク

    勉強会後半では、ここまで学んだフレームワークをもとに、

    1. 各自が「最近衝動買いした or 欲しくなった商品・サービス」を思い出す
    2. なぜ刺さったのかをエモシーン形式で語る
    3. グループで「なぜそれはエモかったか」を分析
    4. 全体で「共感されるキャッチコピー」を作成し、発表

    という順序でグループワークを実践しました!

    ▼グループワークの様子。特に、「エモかった」理由を改まって言語化する機会はないからか、グループの議論も発表まで盛り上がっている様子でした。

    ワーク発表後には、グループごとに直接今瀧様より所感をいただき、有意義なワークショップとなりました。

    所感

    第1回「Z世代の心を掴むマーケティング」というテーマでスタートしたデジコネも早1年。
    約1年経過する&ホットな話題だが自分たちからキャッチアップするのもなかなか難しい、ということで改めてZ世代をテーマとし開催しました。
    登壇いただいた今瀧様は、会社のメンバーの7割がZ世代で平均年齢27歳の会社のCEOを務めていることもあり、ここまでZ世代に特化した専門家からのお話は、どれも新鮮で新たな学びになる部分が多かったです。

    事後アンケート抜粋

    • 「Z世代が、どういった嗜好性、考え方があるかなど、勉強になった。」
    • 「自身が『なんとなく感覚的に理解していた部分』が、事例などを踏まえて理論的に説明されており非常に有用だった。」
    • 「UGCやTikTokに力を入れている最中だったので、『Z世代向けに作った広告はZ世代から見た時に分かる』という点にハッとした。」
    • 「価値観が多様化していて、なかなか掴み切れかったZ世代ではあったが、みんなの60点を狙いに行くという点が大変勉強になった。」

    Z世代の価値観からマーケティングに落とし込める発想などが、参加者には特に刺さっていたようで満足度高く終えることができました。

    ※本記事は2025年06月時点の情報です。

    著者:マイナビマーケブログ編集部