【試験振り返り】数式アレルギーからの「統計検定3級」合格レポ
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お疲れ様です!
CXマーケ・コンテンツプランニング2部 ・コンテンツ推進1課のY・Kです。
現在は主にマイナビ転職・マイナビスカウティングのコンテンツを担当しております。
今回、統計検定3級に無事合格できましたので、簡単に振り返りをご共有します。
数学が苦手で二の足を踏んでいる方がいれば、少しでも背中を押せればと思い、
つまずいた点も含めて、文系目線でのリアルなレポができればと思っております。
背景
日々分析業務に携わっている中で、最初は分析ツールの使い方であったり、分かりやすくまとめる方法に意識が行っていたのですが、果たしてちゃんと「分析」できているのだろうか…?と感じることが最近増えてきました。
ちゃんと分析できるようになりたい…そう思いつつ、文系だからと避けてきた統計。初心者向けだという触れ込みで読んだ「完全独習 統計学入門」も早々に挫折。√とかが出てきただけで脳がフリーズする数式アレルギーということを認識したのですが、今後マーケをやっていく中で、どうしても通らなければならない道という気がしまして、意を決して学習を始めました。
「統計検定3級 難易度」とかで調べると「高校数学レベルの知識があれば合格可能な比較的難易度の低い資格」のように紹介されていて、4級は中学数学レベルと書いてあるので、なんだかいけそうな気がして3級にしましたが、今振り返るとなぜいけそうだと思ったのか、問いただしたいです。高校数学をまともに勉強しなかったことをすっかり忘れていました。
結果的に合格できるわけですが、かなり遠回りした気がするので、ここからは、学習開始から試験日まで時系列に沿って振り返るとともに、「もう一度やり直すならプラン」を考えてみようと思います。今後勉強してみようかと考えている方の参考になればうれしいです。
学習開始
公式テキストを一周読む

「改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定3級対応 データの分析」
そんなに分厚くなく、練習問題も多いので大変そうに見えないのですが、一周読むだけですごく時間かかりました。説明が回りくどいのでノートにまとめながら読みましたが、ほとんど理解できない。急に数式や記号がさらっと出てきて、その数式をもとに説明し始めるのでもうパニック。
ここで気づいたことは、ある程度数学の基礎知識があることが前提なんだなと…
今振り返ると、4級のテキスト、もしくは高校数学の復習を一度してからのほうが良かったなと思いました。
公式問題集を解く
「日本統計学会公式認定 統計検定3級・4級 公式問題集[CBT対応版]」
一旦、試験の雰囲気を知るために解いてみました。テキストの内容をそんなに理解してなくても解けてしまう問題もあれば、ちゃんと公式覚えていないと解けない問題もあることを知りました。
解説はさらっとしすぎていて理解できないので、問題と解説の写真を撮って、生成AIに解説の解説をしてもらいました。
Udemyで理解しようとする
豊富な演習でゼロから学ぶ統計学入門コース|検定3級レベルの知識をしっかり習得しよう
動画のほうが分かりやすいという噂を聞いたので、Udemyの動画を視聴しました。統計検定3級の内容に沿った内容のコースで、スマホだと少し見づらいけど、確かに公式テキストよりは分かりやすい印象です。
ただ、公式テキストと順序や項目のまとめ方が少し違ったりするので、並行して勉強しづらいのがネック。また練習問題は紙や計算機が必要なので、外だとやりづらいです。小さいノートとペンを持ち歩いていました。
【はじめての統計学】 エクセルで学ぶマーケティング統計分析&戦略
統計検定用ではないけど、数式なども出てこないし、実務向けに統計を学ぶならこちらのほうが分かりやすいです。
公式テキスト2周目+生成AIに翻訳してもらう
勉強を進めている中で、「数式で理解できないこと」が、全体の理解を阻む原因になっていることに気づきました。ただ、このまま数式と向き合い続けると本当に嫌いになりそう。。
そこで思いついたのが、「数式をすべて言葉にして理解し、覚えれば良いのでは?」ということで、生成AIに頼んで、数式をまったく使わず、すべて簡単な日本語で説明してもらうようにしました。

すると、公式をいくら睨んでいても理解できなかったのに、日本語にしたとたんスッと理解できる…!革命でした。ここが、少しずつ理解できるようになるターニングポイントだった気がします。
一旦数式はぜんぶすっ飛ばして、すべて日本語で覚えることにしました。この時点では、試験までこれでいけるかも、と思っていました。ただし結果的にはちゃんと数式で公式を覚えることになります。


NotionにまとめたChatGPT作「文系向け翻訳ノート」
【寄り道】統計関連の本を読む
一番面白かったのはこちらの本。数式も出てこないので読みやすいですし、勉強としてではなく、純粋に読み物として楽しめます。また、統計って知っておかないと損するかも…という謎の焦りを感じ、間接的にモチベーションアップに繋がりました。

また下記のシリーズも読みやすく、また試験勉強と並行しながらだとより理解が深まってよかったです。率直な表現が多く、「いい加減なアンケートをエクセルでキレイにまとめてくる以外に能がないマーケター」という言葉が出てきたときに、自分のことだ…と頭を殴られたような気分になりました。
「マンガ 統計学が最強の学問である」
「統計学が最強の学問である」
高校生向けの数学サイトで調べる
生成AIの解説はとても分かりやすいのですが、ネックなのが図解の作成がとても苦手。図で理解したいなというときに、分かりやすいなと思ったのが、高校生向け向けの数学解説サイト。特に下記の図解が分かりやすくてよく見ていました。
この時知ったのですが、統計検定3級は、高校数学の数Ⅰ(データの分析)、数A(確率)、数B(確率分布、統計的な推測)あたりの内容とかなり近いんですね。
公式過去問を解く
「日本統計学会公式認定 統計検定 3級・4級 公式問題集[2018〜2021年]」
過去問は、回によって難易度が結構違う印象だったので、昔のまで全部やっておいたほうが良いなと思いました。また、過去問を解いて気づいたのは、60分30問って思ったより時間がない。
前述のとおり、数式なしで最後までいってやろうと思っていましたが、言葉だけで覚えて解くと時間がかかってしまう。ということでやはりちゃんと数式で覚えることにしました。
ただ、言葉で理解できるようになると、徐々に数式と紐づけられるようになり、公式を覚えられるようになってきました。これまで呪文にしか見えなかったものが、どんどん数式だけで読めるように。そして一つの数式が他の数式に繋がっていたりするので、芋づる式に理解できるようになりました。
アプリで問題を解く
隙間時間にできるかも、と思って使ってみましたが、紙と計算機ないと解けないので、問題集解くのと変わらず。別にやらなくても良かったなと思いました。
暗記カードで公式の詰め込み

試験の前日、思いつきで作成した暗記カードが思ったより良かったです。
公式の整理になるし、試験時間の直前まで活躍しました。
試験日
試験概要
受験方法: CBT方式試験
出題形式: 4~5肢選択問題
問題数: 30問程度
試験時間: 60分
合格水準: 100点満点で、65点以上
電卓持ち込み可能。
試験会場で計算用紙と鉛筆、統計数値表が配布される。
計算問題が多くて、思ったより時間の余裕がないです。
会場にもよるかもしれませんが、CBTの試験会場は統計検定の人だけでなく色々な試験の受験者がいて、中には30分くらいで会場を出る受験者もいたり、皆先にどんどん帰ってしまうので雰囲気に焦りました。
また初期設定の画面の文字が小さくて読みづらかったので、途中から大きめにしたのですが、早めにすれば良かったです。
試験のポイント
計算なしで解ける問題と、計算に時間がかかる問題があるので、先に計算なしの問題を早めに終わらせて、苦手なところは後回し、計算問題は余裕をもってゆっくりやる戦略が良かったです。とにかく焦って簡単なところでミスしたりするのがもったいないので、簡単なところで確実に点を取るのが大事。
また計算機の使い方を知っておくことも、解くスピードに関わります。特に累乗などよく使うものは、計算機で慣れておく必要があるなと思いました。

相棒の無印良品の計算機
もう一度やるとしたらプラン
結果的に合格まで半年くらいかかってしまったのですが、今思えばもっと効率的にできたはず…ということで、こうすればよかったのでは?という仮想プランをご紹介します。
- まずは数式のない書籍「統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門」などを読んでモチベーションを上げる
- 3級の公式テキストから始めず、一旦4級のテキストまたは高校数学の内容に目を通す
- 3級の公式テキストを生成AIに翻訳してもらいながら読み進める
- 電卓の押し方を学ぶ
- Udemyやアプリなど色々と手を出しすぎず、とにかく公式の問題集をたくさん解く
- 公式の意味を理解したら、ノートに書きまくって手で公式の暗記をする
- 時間を測って過去問をやり、試験の次回配分を工夫する
まとめ
半年前までは数式を見ただけで脳がフリーズしていたのに、一番最初に読んで挫折した「完全独習 統計学入門」を改めてもう一度読んでみたら、ちゃんと理解できる…!と自身の成長に感動しました。
また、データに対する意識や向き合い方が変わったとも感じます。今回の勉強を通して、特に心に刻んでおきたいと思っていることは下記です。
分析するときに意識したい四か条
- 前提と定義を先に決めること
- どれくらい正確なデータだといえそうか意識すること
- 数値やグラフを見た印象だけで早合点しないこと
- データと誠実に向き合うこと
今回得た知識や経験を活かしつつ、また新しい挑戦をしていきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました!
※本記事は2025年12月時点の情報です。