2026/07/16

マーケティング

なんだか少し引っかかる…「AIっぽい文章」を編集する

この記事の目次

    お疲れ様です!
    CXマーケ・コンテンツプランニング2部 ・コンテンツ推進1課のYTBです。

    最近は文章作成に生成AIを使用するのが当たり前になっており、AIの進化とともに、正確なだけでなく感情の入った人間らしい文章を作ってくれるようになったと感じます。

    コンテンツ制作をしている中でも、記事の構成案や原稿作成などに、程度の差はあれど生成AIが使わていることが多いのではないでしょうか。私が依頼している記事制作会社さんも生成AIを積極的に活用していて、効率的に、必要十分なクオリティの記事を作成してくれます。

    ただ最近、原稿を読んでいて、「なんだか少し引っかかる…」ということがあります。表現や表記は規定通りだし、内容も正確。前後の文章の繋がりやロジックがおかしいわけでもなく、はっきり「ここがダメ」と言えるほどではないのに、 そのまま出すのはちょっと違う気がする。しいて言えば、「AIっぽい」

    もしかしたら好みの問題かもしれないし、私の気にしすぎかもしれません。SEO上も恐らく問題なく、効率や費用対効果を考えると、そこまで踏み込む必要はないのかもしれません。ただその違和感は、編集者として手放してはいけない感覚なのかもしれないと思ってきました。

    今回は、そんな最近の編集を通して感じた 違和感と向き合ってみようと思います。

     編集中に感じた「AIっぽい」要素

    最近感じた 「AIっぽいな」という要素を挙げてみます。
    生成AIを使用した文章全てがこのような傾向というわけではないと思いますが、今回は私の編集した原稿をもとに、考察してみたいと思います。

    強い言葉が多い

    文章作成時のプロンプトによるのかもしれませんが、「劇的に」「圧倒的な」などの強調表現や、「〜に違いない」「欠かせない」などの断定表現が多い場合。

    実際にそれくらい強調したい内容であったり、全体的に熱が高い文章であれば違和感ないかもしれませんが、平熱の文章の中で強い言葉が多用されていると、ちぐはぐさがあり違和感がありました。

    熟語が多い

    「~人がいる」⇒「~人が存在する」、「すぐに」⇒「即時」など、わざわざ熟語にしなくても良いのでは?と思うことがありました。

    これも記事のテイストによっては熟語のほうがしっくりくる場合もあるかと思いますが、インタビュー記事など、話言葉をもとに作られている記事では違和感があるなと思いました。

    文章の体裁が整いすぎている

    箇条書きが多かったり、均一な改行、「」””のような強調マークや太字が多いなど。一見整っていて読みやすいのですが、少し無機質に見えることがあるなと思いました。

    文章の体温が低い

    上記のような違和感をまとめると、「文章の体温を感じない」ということなのかもしれません。

    内容としては間違っていないし、とても分かりやすい。ただ、私に対して話しているのに、目を見て話していないような、対面ではなくオンラインで一方的に話されているような、そんな距離感があるように思います。

    逆に言うと、人間の書く文章は、熱があったり低かったりバラバラで、体裁や表現にその人の個性が出る。私自身は、そういった個性がにじんだ文章に、心地よさを感じるのかもしれません。

    全ての読者がそうとは限らないですし、距離感があるほうが好きな人もいる中で、「どのように編集するのか」といった点を、編集者に託されているような気がします。

     編集で、体温を吹き込む

    生成AIを使った文章の正確性やガイドラインに沿っているかの確認は前提として、その分かりやすい文章に対して、さらに体温を吹き込むような編集ができたら良いなと思っています。

    文章を読んで、自分に対して話しかけられているなという安心感であったり、表面的な言葉ではなく心から言っているなという信頼感であったり、共感して心が揺さぶられたり…。知りたいことは生成AIが何でも答えてくれる中で、自社のサイトにはそういった人間の温もりが少し感じられたら素敵だなと思いました。

    ちなみに、「AIっぽい文章をAIで直す」ことも試してみました。断定を弱めて、 こういうトンマナにして…などとプロンプトを入れてみたのですが、なかなかしっくりはきていません。今後もっと進化するかもしれませんが、今のところAIは「平均点の人っぽさ」には寄せられても、 人特有の癖や間の取り方までは掴みにくいのだと思います。

    まとめ

    生成AIがいくらでも文章を作ってくれるようになった中で、コンテンツ担当として、編集者としての意義って何だろうとよく考えるようになりました。

    かなり主観的な話になってしまいましたが、すぐに慣れて忘れてしまうので、ちょっとした違和感があるうちにメモしておきたいなと思いました。

    生成AIの文章に対する、皆さんの感覚もお聞き出来たら嬉しいです。

    最後までお読みいただき、ありがとうございました

    ※本記事は2026年07月時点の情報です。